カテゴリ:メンテナンス( 59 )

カンパニョーロ(フルクラム)ホイールのラチェット音を大きくする方法

カンパニョーロとフルクラムのホイールの甲高いラチェット音は、昔から愛用してきた人には馴染み深いものだと思います。

d0264476_17072548.jpg

しかし、ここ数年でカンパニョーロの完組ホイールのラチェット音が、構造が変わったわけでもないのに小さくなったという声を聞くようになりました。その理由として、フリーボディが収まる箇所のグリス量がかなり多くなったことが挙げられます。カンパニョーロやシマノの高精度ハブでも、フリーボディがあるリアハブの右側だけは、構造上どうしても他の箇所より防水性が劣ってしまい、極少量ながら浸水してしまいます。そこで、カンパニョーロはできるだけ隙間を無くすためにグリス量を多くして、回転を妨げずに防水性を上げようとしたのだと思われます。

d0264476_17072577.jpg

では、昔のようにラチェット音を大きくするにはどうすればいいかというと、昔のようにフリーボディが収まる箇所のグリス量を少なくすれば、昔から聞き馴染みのある甲高いラチェット音がするようになります。ただし、グリス量が減ることで隙間が増えて若干防水性が落ちてしまうため、マメなメンテナンスが必須になります。どれだけ雨の日に走ったかによるのですが、走行距離で約3,000~4,000㎞、距離を乗っていなくても半年ごとのメンテナンスがざっくりとした目安です。雨の日の走行が多い場合は、もっと短い間隔でメンテナンスしてあげる必要があります。

by SG_Meccanico | 2018-02-17 18:00 | メンテナンス | Comments(0)

ヒラメ・ポンプヘッド-横カムのカムレバー調整

最強のポンプヘッドなんて言われ方もする『ヒラメ・ポンプヘッド-横カム』ですが、カムレバーの調整をテキトーにしていては、せっかくの便利なアイテムも不便なものになってしまいます。カムレバーの調整は、“HIRAME”のロゴが入った赤いシールが巻いてある圧力調整ネジで調整します。圧力調整ネジを締めるとレバーは硬く、緩めるとレバーは緩くなります。

d0264476_14184462.jpg

圧力調整ネジはちょっと回しただけでも、レバーの硬さが結構変わってしまうので、こまめに回して調整してください。

d0264476_14184018.jpg
上の写真の位置にカムレバーがくるまでは、レバーに力が掛からないフリーな状態でOKで、この位置から軽~く力を入れてレバーが閉じるぐらいがベストな状態です。これよりもレバーが硬いと、ゴムパッキンの消耗が早くなってしまい、最悪の場合カムレバーにも過度の負荷が掛かり、破損してしまうこともあります。逆にこれよりもレバーが緩いと、固定力不足で空気を補充中に圧力に負けて、ポンプヘッドが勢いよく外れてホイールを傷めてしまう可能性があります。

d0264476_14184756.jpg

カムレバーはきちんと最後まで閉じるようにしましょう。開閉途中の位置でカムレバーを止めてしまうと、空気を補充中にレバーが開いてポンプヘッドが外れ、大事なホイールに傷が付いてしまいます。

by SG_Meccanico | 2018-02-10 15:00 | メンテナンス | Comments(0)

ちょっとしたひと手間で作業を楽に

タイヤ交換やパンク修理でタイヤを外す際、空気を抜いた後にぜひやって欲しいひと手間があります。
WOタイヤ(チューブレスも含む)は、タイヤのビードがリムのウォールに引っ掛かることでタイヤを保持する構造です。タイヤは空気圧で常に押し付けられており、空気を完全に抜いてもリムのウォールにタイヤのビードが引っ掛かったままになることがあるため、空気を抜いたらタイヤサイドを手で押してウォールからビードを落としてあげましょう。

d0264476_09371061.jpg

ちょっとしたひと手間ですが、これをやるだけでタイヤレバーを挿し込み易くなり、タイヤレバーを反してタイヤを外すのも楽になります。チューブレスタイヤは、ウォールとビードがより密着するようになっているので、このひと手間をやらないとタイヤレバーを挿し込むことすら難しくなってしまいます。
作業を楽にするためのひと手間を面倒臭がらずにやりましょう(^_^)

by SG_Meccanico | 2017-10-14 06:30 | メンテナンス | Comments(0)

ウェットタイプのチェーンオイルは、しっかりした拭き取りが大事

近年は、静粛性や抵抗の少なさから、ウエットタイプのチェーンオイルのシェア率が高くなっているように見受けられます。オフロードや雨天時などを想定した粘度が高いウェットタイプのチェーンオイルではなく、粘度が若干低めのウェットタイプのチェーンオイルでも、チェーンが真っ黒に汚れ易いと言う声が聞かれます。

d0264476_03165924.jpg

チェーンオイルの塗布工程は、ウェットタイプ・ドライタイプに関わらず基本的には一緒です。
① チェーンの汚れを落として綺麗にする
② 洗浄の際、チェーンに付いたディグリーザーやパーツクリーナーなどをしっかり乾かす
③ 一コマずつチェーンにチェーンオイルを注す
④ 余分なオイルを拭き取る

ウェットタイプでは、特に④が大事で、注したチェーンオイルを全部拭き取るぐらいの気持ちでしっかり拭き取ってください。この拭き取りが不十分だと、チェーンのローラー内に必要以上のオイルが残り、走行時にどんどんオイルが染み出てきて、汚れを拾い易い状態になり、すぐにチェーンが真っ黒になってしまいます。ドライ路面での走行なら、チェーンのローラー内のオイルは少量で十分です。

オフロードやチェーンが洗い流され易い雨天時などに走る場合は別ですが、基本的には上記の工程通りにやればOKです。

by SG_Meccanico | 2017-09-16 06:30 | メンテナンス | Comments(0)

カーボンコラムとプレッシャープラグの点検

カーボンコラムのフロントフォークを採用したバイクは珍しくも無く、当たり前のように普及していますが、時々点検をしていますか?

d0264476_16483235.jpg


多くのカーボンコラムのフロントフォークで、コラム内にプレッシャープラグを入れるようになっています。このプレッシャープラグは、ヘッドパーツの玉押し調整と、ステムの締め付けからカーボンコラムを守る2つの役割を担っています。プレッシャープラグが緩むと、ヘッドにガタが出るだけでなく、位置がずれてカーボンコラムにクラック(ひび割れ)などのダメージを受けてしまう可能性があります。

d0264476_16483295.jpg

ステムやコラムスペーサーを外して、カーボンコラムに異常がないかと、プレッシャープラグに緩みがないかの2つを時々点検しましょう。もし、カーボンコラムにクラックができてしまうと、破断する危険性が非常に高いので、そのフロントフォークはもう使用できません。点検などで気付けば、トラブルを未然に防げますが、最悪の場合走行中に破断して落車してしまうことになるので、点検せずに放ったらかしにするのは厳禁です。

by SG_Meccanico | 2017-06-27 06:30 | メンテナンス | Comments(0)

ボルトが緩んでポジションが変わっちゃってませんか?

カーボンパーツや金属の軽量パーツが多く市場に出回っていて、締め付けトルクには非常に気を遣います。パーツメーカーがしっかり固定できるように加工していたり、組み付けの際に『ファイバーグリップ』のような滑り止めを塗布するのですが、固定できるギリギリの締め付けトルクであることが多いため、ボルトの緩みによるパーツのズレが起きてしまうことがあります。

d0264476_18481262.jpg

定期的にボルトの緩みがないかを確認するのと同時に、ハンドルやサドルの傾きがずれていないか、サドル高が下がってしまっていないかなども確認しましょう。ボルトの緩みは、パーツのズレだけでなく、パーツの破損にも繋がるので定期的な確認は必須です。また、ボルトが緩み難いようにと、規定トルク以上で絞め過ぎるのもパーツの破損に繋がるので厳禁です。

by SG_Meccanico | 2017-06-10 07:00 | メンテナンス | Comments(0)

LAKE CX237のお手入れ

天然皮革のフルグレインレザーを使用するLAKE・CX237ですが、雨に降られることがなければ、1~2ヶ月おきにM.モゥブレィの『ステインリムーバー』と『デリケートクリーム』を使ってお手入れをしています。どちらも革製品のお手入れ用品として馴染みがあると思います(^_^)

d0264476_16455721.jpg

『ステインリムーバー』をクロス(布)に含ませて撫でるようにシューズの表面を拭く → 別のクロスで『デリケートクリーム』をシューズのアッパーとタンに馴染ませる → 最後に綺麗なクロスで余分な『デリケートクリーム』を拭き取ってお手入れ完了です。
雨に降られたり、たくさん汗をかいてシューズが汚れた時は、クロスで汚れを拭き取ってあげるのは、合成皮革のシューズと同じです。

by SG_Meccanico | 2017-04-25 17:10 | メンテナンス | Comments(0)

荒れたブレーキシューは躊躇わずに交換しましょう。

砂や金属粉などの異物が刺さって荒れてしまったブレーキシューは、制動力が落ちだけでなく、リムへの攻撃性も強くなってしまいます。その度にブレーキシューに刺さった異物を取り除けば良いのですが、何度も繰り返す内にブレーキシューの表面がボコボコになって異物を噛み易くなるので、そうなったら新しいものに交換することをお勧めします。また、荒れたブレーキシューを使い続けると、リムのブレーキ面の荒れも進行し易く悪いことだらけです。通常のアルミリム用ブレーキシューなら値段も高くないですし、リムのブレーキ面の荒れと消耗を抑えて、ホイールの寿命を延ばすこともできます。
d0264476_07475372.jpg
ただ、カーボンリム用や特殊処理されたアルミリム専用ブレーキシューは、値段が安くはなく交換が躊躇われると思います。そんな時は、紙ヤスリなどで表面のボコボコ(異物が刺さった跡)がなくなるまで均すことで対処できます。通常のアルミリム用ブレーキシューも削って均すことで対処できるのですが、シュー全体を平に均すのは意外と難しく、手間と時間が掛かる作業なので、新品と交換してしまった方が楽です(^^;)

大事なのは、表面が荒れたブレーキシューを使い続けないことです。ブレーキをかけた時にブレーキシューが擦れる音が大きいと感じたら、異物が刺さっていないか要チェックです。

by SG_Meccanico | 2017-03-18 06:30 | メンテナンス | Comments(0)

カップ&コーン式ハブの調整

シマノやカンパニョーロ(フルクラム)のホイールは、カップ&コーンのハブを採用しています。それぞれ調整し易いように工夫がされていますが、いざ玉当りを調整しようとすると、「どのぐらいにしたらいいの?」と思う人が多いのではないでしょうか? そこで、自分流の玉当りの調整のコツを紹介します。
d0264476_22501491.jpg
まず、僅かにハブのガタが出るまで緩めていきます。カンパニョーロ(フルクラム)は、ハブ内に緩み止めのコーンが入っているので、調整ナットを緩めたらハブシャフトをプラハンで軽く叩いてください。
僅かにハブのガタが出るまで緩めたら、今度はハブのガタが無くなるまで徐々に締めていきます。ハブのガタが無くなるところまで締めたら、玉当りの調整は完了です。「何だ簡単じゃん!」と思うかもしれませんが、この徐々に締めていくのが根気のいる地道で大事な作業なので、ここを面倒臭がってテキトーにやると最適な玉当りは出せません。1/8回転ずつでも大き過ぎ、アナログ時計の秒針が1~2秒進むぐらいの間隔で締めていきましょう。ガタがあっても、締め過ぎても、ハブが虫食いなどのダメージを受け易くなります。これが面倒臭いと思うなら、工賃を払ってプロに任せましょう(笑)。

ハブのガタを確認する時は、ホイールがぶれないようにしっかり保持してください。少し面倒ですが、自転車に取り付けて確認すると、分かり易いと思います。僅かでもカタッとする感覚があれば、まだハブにガタがある状態です。

ベアリングのボールも玉押しも、ホイールを使えば少しずつ摩耗していくので、定期的にハブのガタがないかを確認しましょう。

by SG_Meccanico | 2017-01-10 06:30 | メンテナンス | Comments(0)

チューブ使い過ぎてませんか?

今お使いのチューブは、どれぐらいの期間使い続けたものでしょうか?
タイヤやリムとの擦れで摩耗したり、バルブの根本はブレーキング時などで捩じられたりと、チューブは意外と負荷が掛かり消耗していきます。なので、チェーンなどと同じように、ある程度使ったチューブは交換するようにしましょう。
d0264476_13374888.jpg
使用状況にもよりますが、通常のブチルチューブは1年~1年半、軽量ブチルチューブは1年、ラッテクスチューブは半年以内が、交換時期の目安だと思ってください。ラテックスチューブは、使わなくても気温や湿度の変化で劣化する上に摩擦に弱いので、半年以上の使用はお勧めしません。また、走行距離が多い人は、交換時期が短くなります。

by SG_Meccanico | 2016-09-24 06:30 | メンテナンス | Comments(0)