クイルタイプのステムを使う場合には、あまり気にしなくて良いフォークコラムのカットですが、現在主流のアヘッドタイプでは、コラムをカットする前によーく熟考することをお勧めします。バイクもしくは乗り手が、まだ走り込んでいるとはいえない状態で、さっさと余分なコラムをカットするのは非常にリスクが大きく、「やっぱりもう少しハンドルを高くしたい」となった時に、コラム長が足りないために高くできないという事態に陥ります。実際にこれが問題となって、ハンドルポジションが出せない人をちょくちょく見かけます。
それなりに乗り込んで「これで良いかな?」と思っても、ステムの上に5~10㎜スペーサーを入れるぐらいコラムを残しておくと、多少のハンドルポジション変更なら対応できます。お勧めは、5㎜+2~3㎜の2枚のスペーサーを入れて7~8㎜を残すのが細かいハンドル高の変更ができてお勧めです。余分なコラムは無い方がスッキリ見えて良いですが、快適に乗れてこその自転車でもあるので、コラムをカットする前にはよーく熟考しましょう。
あと、これは余談ですが、中古でフレームを売りに出す時は、コラム長に余裕があるフレームの方が少し売れ易くなります。とはいっても、欲しい人が表れるかが一番大事ではありますが(^^;)