カップ&コーン式ハブの調整
僅かにハブのガタが出るまで緩めたら、今度はハブのガタが無くなるまで徐々に締めていきます。ハブのガタが無くなるところまで締めたら、玉当りの調整は完了です。「何だ簡単じゃん!」と思うかもしれませんが、この徐々に締めていくのが根気のいる地道で大事な作業なので、ここを面倒臭がってテキトーにやると最適な玉当りは出せません。1/8回転ずつでも大き過ぎ、アナログ時計の秒針が1~2秒進むぐらいの間隔で締めていきましょう。ガタがあっても、締め過ぎても、ハブが虫食いなどのダメージを受け易くなります。これが面倒臭いと思うなら、工賃を払ってプロに任せましょう(笑)。
ハブのガタを確認する時は、ホイールがぶれないようにしっかり保持してください。少し面倒ですが、自転車に取り付けて確認すると、分かり易いと思います。僅かでもカタッとする感覚があれば、まだハブにガタがある状態です。
ベアリングのボールも玉押しも、ホイールを使えば少しずつ摩耗していくので、定期的にハブのガタがないかを確認しましょう。