カンパとMAVICのホイール思想の違いと共通点
カンパはリムにある程度重量がありハブが軽量で、一方のMAVICはリム重量が軽くハブにある程度重量があります。例えばアルミスポークを採用した同グレードのホイールのリム重量をみると、RACING ZEROは430~440g(リア)、キシリウム プロSLは390~400g(リア)とだいぶ違います。
自分はカンパのホイール思想に賛同しており、こちらについては後日に詳しく触れます。MAVICのリムを軽くというホイール思想は、実際にライダーが回す部分(リム)は、軽い方が少ない力で回せるという考え方です。敢えてハブを重くしていることについては、自分がMAVICに関して勉強不足で、明確な理由を把握できていません(^^;) 想像の範囲ですが、ハブ→スポーク→リムの順にしっかり力を伝達するには、ハブの剛性を高くする必要があるということでしょうか?
リムとハブの重量に違いがあるカンパとMAVICですが、そのホイール思想に共通していることもあります。それは、リムの精度への拘りです。両社共に、リムを高精度に保つことに気を遣っています。リムの精度は、ホイールの性能を大きく左右すると考えているので、このことに拘る両社は非常に好印象です。なので、カンパ派な自分ですが、MAVICの動向も常に注視しており、MAVICのホイールの購入を相談された時には相談者の背中を押します。
自分がホイールを購入する時は、フルクラムとMAVICから選択します。他メーカーのホイールもチェックしていますが、シマノを含めて今のところ候補に入ることはありません。DURA ACEハブに絶対の信頼を置いていますが、それなのにシマノのホイールが選択肢に入らないことについては、別の記事で触れようと思います。