一般市場でも手に入る超ハイテクカーボン
最上級クラスの友釣り用の竿は、宇宙産業レベルの超ハイテクカーボンが使用されていて、9m前後の長さがあるにも関わらず重量はたったの200g程しかありません。使用されいるカーボンは、ただ単に高弾性というわけではなく、違う弾性率のカーボンをそれぞれ極限までレジンを削ったカーボンシートにして適材適所で使い分けられています。
値段も40万円前後と非常に高価です。値段を見て「自転車フレームと同じぐらいじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、カーボンの使用量が自転車の1/3程度なのを考えると、どのぐらい高価なのか分かると思います。
ちなみに、この超ハイテクカーボンは張りを必要とする用途に向いていて、しなやかさを必要とする自転車には縁のない素材と言えるかもしれません。釣竿でも、友釣り用の竿以外に使われていないのを見ても、非常に特殊な用途に限られたカーボンだというのが分かりますね。