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Sports Cycleメンテナンス SG_Meccanico

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1-1 基本はフルフレーム

サングラスの性能を発揮するためには、レンズ以外の箇所からサングラスの内側に入ってくる光をできるだけ無くすことが大事です。
そのためにサングラスのフレームは、フルフレーム(レンズの周囲をフレームが完全に囲っている)タイプを選ぶのが基本です。フルリムタイプとも言いますね。
自転車用としてよく見るハーフフレームは、サングラスの性能を発揮できないので、お勧めしません。これについては、次回詳しく書きます。

サングラスの内側にレンズ以外の箇所から光が入ってしまうと、レンズの内側で反射(裏映り)してしまい、裸眼よりも視界が悪くなってしまうことがあります。
釣りではキャップを被るのが一般的で、だいぶ陽射しを遮ることができるのですが、それでも横から光が入るのを防ぐためのバイザーが売られています。
http://www.tiemco.jp/sightmaster/products/sidevisor.html
自転車の場合は、釣りと違って陽射しを遮る物がヘルメットぐらいしかない(サイクリングキャップもつばが短い)ので、顔とフレームの隙間をできるだけ無くすために、チタンなどの金属フレームよりも厚みがあるプラスチックやセルロイドのフレームをお勧めします。
1-1 基本はフルフレーム_d0264476_14375954.jpg

次回は、何故ハーフフレームを勧めないのか説明します。
# by SG_Meccanico | 2012-08-30 15:05 | サングラス講座
バスフィッシングに夢中になっていた頃、サイトフィッシングという目で魚を探して、見つけた魚を釣るというスタイルが流行りました。
そこで、水中の状況をよりクリアに見るために必要なアイテムであるサングラスの特集が、釣り雑誌で頻繁に特集されていました。
その特集が、かなり深く掘り下げた内容で、それを興味深く読んでいたので、サングラスに関する知識が身に付き、釣りだけでなく、普段の生活や自転車で使うサングラスを選ぶ際にとても役立っています。
0-0 ほんとうのサングラスをかけていますか?_d0264476_10511043.jpg

上の写真は、国内の老舗サングラスレンズメーカー『TALEX』のポスターです。
ここに書いてある「ほんとうのサングラスを、かけたことがありますか?」というキャッチコピーを、多くの自転車乗りの方に聞きたくなります。
自転車雑誌のサングラス特集は知識に乏しく、釣り雑誌とは比較ならない内容ばかりで、これは参考にならないという印象を受けます。
自転車業界がサングラスに関する知識を持っていないために、自転車におけるサングラスの扱いは、紫外線から目を守り、視界をクリアする“ほんとうのサングラス”とは違い、異物から目を守るゴーグル的な効果しか期待できない使い方をされていることが多いのが現状です。

ほんとうのサングラスをかけると、目が良くなったと錯覚するほどクリアな視界に感動します。
その感動をできるだけたくさんの自転車乗りの方に体験して欲しいと思い、知っている限りのサングラスの知識を、自分が実際に経験してきたことと合わせて紹介していきたいと思います。
これを知れば、自転車に乗る時だけでなく、普段の生活でも、快適に過ごせるようになるはずです。
# by SG_Meccanico | 2012-08-28 11:21 | サングラス講座

サングラス

ちょっとネタ探しに苦戦しているので(^^;)、サングラスの話をしようかなと思ってます。
サングラス_d0264476_1482665.jpg

必携ではないけど、あると便利なサングラス、紫外線や異物から目を守るためにも、できればかけた方が良いですね(^_^)
# by SG_Meccanico | 2012-08-26 14:10 | サングラス講座

リア駆動系音鳴りの原因

変速の調子は悪くないけど、後ろのギヤを大きい方に入れるとやたら音がするので、その原因を探してみました。
リアディレイラ―の調整は問題なしということは、どこかが緩んでいるんだろうとまずは、緩みを見落としがちなスプロケットのロックリングを診てると、少し緩んでいたので増し締め。
ついでに、ハブのガタもチェックしましたが、こちらは問題なし!
リア駆動系音鳴りの原因_d0264476_19292521.jpg

一応を他の緩みが出易い箇所もチェックしようとリアディレイラ―ハンガーを診ると、ゲッ!というぐらい2本のボルトが緩んでいました(^^;)
リアディレイラーハンガーは、リアの駆動系周りで一番緩みやすい箇所ですが、ロックリング以上に見落としがちな箇所です。
ちなみに2本とも1回転近く緩んでいました。ちゃんとチェックしとけよ、俺(-_-;)
リア駆動系音鳴りの原因_d0264476_19345773.jpg

リアディレイラ―もチェックしたら、こちらも少し緩んでいました(笑)。
自分の愛車もきちんと管理できてないんじゃ、メカニック失格!しっかりしろ、俺(-_-;)
リア駆動系音鳴りの原因_d0264476_19374599.jpg

後は変速を再チェックして、異音は解消!
ただ、長いこと使ってきたスプロケットで、だいぶギヤが摩耗しているので、そろそろ交換しないといけないかな。
新品のギヤと伸びていないチェーンとの組み合わせと比べると、うるさいですね。
# by SG_Meccanico | 2012-08-24 19:45 | トラブルシューティング

セミックルーブの注油

チェーンオイルは、静粛性と持ちの良さからフィニッシュラインのセラミックウェットルーブを使っているのですが、よくこれを使うとチェーンが真っ黒になると言われます。
セミックルーブの注油_d0264476_19501513.jpg

基本的には、裏面に書いてある通りに作業すれば良いのですが、おさらいを兼ねて写真と合わせて説明していきます。
まずはチェーンの汚れを落とさなければいけないませんが、簡単に作業できるチェーンクリーナーを使うことをお勧めします。
それに、ディグリーザー(もしくはパーツクリーナー)も少量で済むので、経済的です(^_^)
セミックルーブの注油_d0264476_19575521.jpg

チェーンに付いたディグリーザーを拭き取った後、きちんと乾かしてください。
酷い汚れがなければ、乾くのが早いパーツクリーナーを使うことをお勧めします。
チェーンが乾いたら、オイルのボトルをよ~く振ってから、チェーンのローラー部分に一滴ずつ注油してください。
一気に注油しても良いのですが、オイルが回りに飛び散るのと、この後の拭き取りが面倒になるので、一滴ずつ注すのをお勧めします。
それにオイルの消費も少量で済むので、経済的です(笑)。
セミックルーブの注油_d0264476_2063810.jpg

一通りオイルを注したら、クランクを数周ゆっくり回してください。
早く回すとオイルが飛び散ってしまうので、ご注意を!
そして、ここからが一番大事な作業、余分なオイルの拭き取りです。
どのオイルでも、余分なオイルの拭き取り(特にサイドプレート)は重要ですが、このセラミックウェットルーブは全部拭き取ってしまうぐらいしつこくするのがちょうど良いです。
セミックルーブの注油_d0264476_20123272.jpg

これで、注油作業は完了です。
セラミックウェットルーブは、ウェットタイプなので、多少の雨でも落ちず、大体400~500㎞ぐらいは持ちます。
使用条件によっては、1ヶ月以上も持ってしまうので、商売的に如何なものか?と思わないこともないですね(^^;)
ちなみに、400㎞弱走っての汚れ具合は、こんな感じです。
セミックルーブの注油_d0264476_20172635.jpg

これぐらいの汚れも嫌という方には、ドライ系のチェーンルーブをお勧めします。
# by SG_Meccanico | 2012-08-22 20:32 | メンテナンス

老舗スポーツサイクル専門店で修業後、福岡市早良区の自宅ガレージを拠点に、ロードバイクの点検・整備・パーツ組み替え等の依頼を、預かりにて承っています。お問い合わせはこちらへ。sg.meccanico@gmail.com


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