ホイールのタイプ別特徴:リムハイトが35㎜前後のカーボンチューブラーホイール

リムハイトが35㎜前後、もっというと35~40㎜のカーボンチューブラーホイールは、上り・平坦・インターバルと、どのシチュエーションでも高いレベルでこなしてくれる万能選手です。また、ハンドリングの癖があまり無いので、バイクコントロールがし易く、値段を除けば(笑)誰でも気軽に使えるのではないでしょうか。相当な強風でもない限り、横風への対処もそれ程問題ありません。
さらに、リムハイトが50㎜以上のホイールと比べると乗り心地が良く、長時間のライドでも快適に過ごせると思います。

そんな優等生の欠点をあえて挙げるなら、ノーマルハイトのアルミホイールと同様に、上りや平坦に特化したホイールに劣る場面があるということです。

「カーボンホイール選びに迷った時は、とりあえずこれ!」となるオールラウンドなホイールカテゴリです。

by SG_Meccanico | 2016-04-30 06:30 | メカニコ的ホイール論 | Comments(0)

ホイールのタイプ別特徴:リムハイトが30mm以下のカーボンチューブラーホイール

超軽量ホイールに分類されるリムハイトが30mm以下のカーボンチューブラーホイールは、急勾配の上りや駆け引きなどでインターバルがかかるヒルクライムレースで威力を発揮します。ただ、緩斜面の上りでは、アルミホイールやリムハイトが高いカーボンホイールの方が、スピードを保ち易い場合が多いと思います。個人差があると思いますが、斜度7~10%ぐらいが超軽量ホイールが威力を発揮する境目になるのではないでしょうか。路面からの突き上げを感じ難いので、緩斜面でも路面が荒れている場合は、有利になることもあります。

完全に上り向けのホイールなので、中速域までの加速は良いですが、それ以上の伸びがイマイチで、高速巡航では常に踏まないと、スピードが落ち易くなってしまいます。脚質による違いがあるので一概には言えませんが、平坦では重めのギヤを踏んだ方が走り易いかもしれません。

超軽量ホイールの特徴として、リム重量の軽さからバイクの立ちが弱く、コーナーでバイクを倒す~傾きを保つ~起こすという動作をマニュアル的にやらないと綺麗に曲がってくれません。さらに、バイクを倒す際、どこまでもバイクが倒れそうな感覚になり、バイクコントロールが苦手な人は、下りでのライン取りが上手くできず、怖いと感じることがあると思います。逆に、バイクコントロールが優れた人は、マニュアル的にバイクを倒せるため、自由にバイクを振り回せて楽しいかもしれません。

超軽量のカーボンチューブラーホイールは、超ディープリムのホイールに負けないぐらい癖が強いです。

by SG_Meccanico | 2016-04-23 16:35 | メカニコ的ホイール論 | Comments(0)

活気が戻ってくることを祈っています

今回の震災で阿蘇をはじめサイクリストに馴染み深い場所も大きな被害を受けて、テレビなどで変わり果てた光景を見ると心が痛みます。
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被災された方々へお見舞いを申し上げるとともに、一日も早く被災地に活気が戻ってくることを祈っています。

by SG_Meccanico | 2016-04-19 16:30 | Comments(0)

ホイールのタイプ別特徴:ノーマルハイトのアルミホイール

リムハイトが24~30mmの一般的な上級モデルの完組アルミホイールは、上り・平坦・下りとシチュエーションを選ばず万能です。ブレーキ面がカーボンのホイールと違い、天候に左右され難いのもアドバンテージだと思います。適度なリム重量でバイクコントロールがし易く、縦剛性・横剛性どちらも高いため、下りでの安定感も抜群です。
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あえて欠点を挙げるなら、どのシチュエーションでも80~100点と優等生なホイールなため、上りや平坦に特化したホイールと比べると若干劣る場面もあります。あまり癖がないので、誰でも気軽に使い易いタイプのホイールで、エントリーモデルから良いホイールにステップアップしたい!となった時に、10万円台の上級アルミホイールは最有力候補になると思います。

by SG_Meccanico | 2016-04-12 12:21 | メカニコ的ホイール論 | Comments(0)

カップ&コーンとシールドベアリング、どっちが良い?

ハブについてたまに質問される内容として「カップ&コーンとシールドベアリングってどっちが良いの?」というのがあります。結論からすると高精度ならば「どっちでも良い」です。カップ&コーンは細かく調整できるため、ギリギリの玉当りを出せますし、多少精度が悪くても何とか誤魔化せるというメリットがありますが、高精度ならシールドベアリングでも滑らかな回転で大きな差はありません。

シマノとカンパニョーロ(中級モデル以上)は、カップ&コーンを採用していますが、どちらも高精度だからこそ最善の調整が可能になっています。ただし、細かい調整をするためには、それなりの技術と根気が必要です。

それに対し、シールドベアリングは、カップ&コーンより調整が容易なのがメリットです。ちなみに、MAVICはシールドベアリングを採用していますが、純正のベアリングは正直イマイチなので、高精度な国産ベアリングやサードパーティのちゃんとしたセラミックベアリング(安いのは低精度でNG)に交換すると、見違えるほど回転が良くなります。

シールドベアリングのチューニングで、シールが無いオープンベアリングに交換すると、非常に回転が軽くなりますが、走る度にハブのオーバーホールが必要で、実質1発勝負でしか使えません。雨天などのウェット路面では使用不可で、耐久性無視のかなり尖ったチューニングです。お勧めはしませんが、興味がある方は試してみるのも面白いかと思います(笑)。

by SG_Meccanico | 2016-04-02 11:30 | メカニコ的ホイール論 | Comments(0)