カテゴリ:メンテナンス( 53 )

ヘッドのガタは錆のもと

普段からまめに手入れされている綺麗な自転車を「ハンドルの動きが悪い」と持って来たことがありました。ハンドルの動きをチェックすると、その綺麗な外観から想像できない程ヘッドパーツのベアリングが錆び付いてテーパーリングが固着していました。ヘッドにもかなりガタがあり、隙間ができてヘッドの内部に水や汗が入り易い状態で乗り続けたのが恐らく原因です。
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ヘッドパーツのベアリングは、正常な状態でも僅かに隙間があり完全に密閉されているわけではないですが(特にアヘッド)、玉押しやトップコーンにゴムのシーリングを施して、できるだけ水や汗が入り難いようになっています。これがヘッドにガタがある状態だと、元からある小さな隙間が大きくなり、水や汗・砂などの異物が入り易い状態になってしまい、ベアリングが錆び易くなってしまいます。セラミックベアリングでも、ベアリングの外側やテーパーリングが錆びてしまうので、通常のベアリング同様に注意が必要です。

こまめにヘッドにガタがないかチェックして、ガタがある場合はショップに持ち込んで調整してもらいましょう。玉押し調整やカーボンコラムの締め付けは繊細な締め付けを必要とする作業なので、自分で扱うのはあまりお勧めしません。

by SG_Meccanico | 2014-04-01 10:01 | メンテナンス | Comments(0)

メンテナンスシーズン開幕!

2013年も残りがあと1ヶ月を切って気温も低くなり、先日は福岡でも初雪が降りました。ロードレースシーズンもほぼ一段落したところで、1年間一緒に頑張ってきた愛車のメンテナンスをしてあげましょう!チェーンや ワイヤーなどの消耗品だけでなく、ホイールの振れ取りやセンター出し・ハブのグリスアップなど、大掛かりな作業もしてあげると、愛車のパフォーマンスがアップしますよ(^_^)
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他にも経年劣化を見過ごされ易いハンドルやステム、シートピラーにクラック(ヒビ)が無いかをチェックしておくと、不意に起こるトラブルを回避できます。自分もLOOK565の時から愛用し続けているMETEOR SPEEDのハンドル(ITM・PRO260)に腐食が見られるので、交換する予定です。ちなみに、新しく付けるハンドルもデットストックのITM・PRO260です(笑)。

by SG_Meccanico | 2013-12-01 16:59 | メンテナンス | Comments(0)

リムテープの点検

皆さん、リムテープの点検はしていますか? パンクの原因は、カラスなどの尖った異物を踏んだというのが一番多いですが、リムテープの劣化やずれによるパンクは、リム打ちパンクと2番手を争うぐらい多いです。
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上の写真のように、ニップル穴の形がはっきり分かるようになっているリムテープは交換しましょう。横方向に白い筋が見えると思いますが、放っておくとここからリムテープが裂けてしまい、パンクの原因になります。

またリムテープがずれて、ニップル穴がちょっとでも見えていたら、もう少し幅が広いリムテープに交換しましょう。タイヤを嵌める時にリムテープの位置を直しても、走行中にチューブが動くため、またリムテープがずれてしまい、ニップル穴が顔を出してパンクする可能性が非常に高くなります。

ちなみに、リムテープは裏面に糊が付いたコットン製の物がお勧めです。リム内に水が入ると吸ってしまうという欠点はありますが、裂けることもずれることもないので、上記のようなトラブルは殆どありません。自分は、Vittoria製のコットンテープを使っていますが、50m巻からしかないので一般の方にはちょっと敷居が高いですね(^^;)

by SG_Meccanico | 2013-10-02 11:30 | メンテナンス | Comments(4)

ヤグラの点検

先日、LOOK565のポジションを変更している時に、シートピラーのヤグラにヒビが入っているのを見つけました。
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乗り手の体重を支え、地面からの突き上げを受けるヤグラは、常に大きな負荷が掛かるため、長期間使用するとヒビが入ったり、それに気付かず乗っている時に破損してしまうことがあります。なので、愛車の手入れをする際に、ヤグラを目視やサドルに上下の力を加えて異音がしないか等の点検しましょう。ヤグラのボルトの緩みもヒビや破損の原因になるので、時々締まり具合もチェックすると、途中でサドルが無くなり延々とダンシングするというリスクもとい拷問(笑)を軽減できます。
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自分は、お気に入りのシートピラーのヤグラの予備を常備しています。このような軽量なヤグラを使っている場合は、こまめに点検しましょう。

by SG_Meccanico | 2013-09-11 11:50 | メンテナンス | Comments(6)

摩擦によるパンクに注意!

先日のMICHELIN AIR COMP Ultra Lightの記事で、タイヤとチューブの摩擦でチューブが消耗してパンクすると書きましたが、自分の街乗りバイクがそれが原因でパンクしました(^^;) 下の写真は、穴が開いた箇所を〇で囲っていますが、その周りがささくれているのが分かるでしょうか?
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街乗りバイクということで、ノーマルチューブにしていることもあって、油断していました(-_-;) 他の作業をしている時に、タイヤがペチャンコになっているのに気付いたのですが、出先でなくてラッキーでした。ということで、ノーマルチューブであっても、時々チューブにささくれがないか点検しましょう。

by SG_Meccanico | 2013-08-05 11:30 | メンテナンス | Comments(2)

ハブのリップシール

カンパ(フルクラム)のハブをオーバーホールする際にグリスアップと同時に、防塵・防水に重要な役割をするリップシールの交換もお勧めします。
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このリップシールは、金属のOリングを覆っているビニールのような黄色い物が剥がれてしまい、防塵・防水性が低下してしまいます。カンパではZONDA以上、フルクラムではRACING3以上のホイールに使用可能です。

by SG_Meccanico | 2013-07-09 11:30 | メンテナンス | Comments(0)

カンパ・フルクラムの予備ニップル

フルクラムのレーシング1・ZERO、カンパのユーラス・シャマルには、アルミニップルが使われていて、長期間の使用もしくは雨での使用が多いと、このように腐食して表面がボロボロになってしまうことがあります。こうなってしまうと、純正のニップルレンチでも舐めてしまう可能性が高くなってしまい、調整ができなくなってしまうことがあります。
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自分の主力ホイールが、フルクラム・レーシング1(チューブラー)とZERO(WO)なので、常時予備のニップルを持つようにしました。左側が初代レーシング1と1世代前のユーラスのブラスニップル、右側が現行のレーシング1・ユーラスとレーシングZEROとシャマルのアルミニップルです。
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カンパとフルクラムのアルミホイールは、練習用・決戦用と使っている人が多いので、このように予備ニップルなどの消耗しやすいパーツのスペアを持って、調整や補習などに対応できるようにしています。
ということで、ホイールの調整やオーバーホール、チューンナップを受け付けています(^_^)

by SG_Meccanico | 2013-06-06 11:30 | メンテナンス | Comments(0)

アルミニップルはデリケート

現在市場で出回っている殆どの完組ホイールで採用されているアルミニップルですが、意外とデリケートで慎重な取り扱いを要求されます。特に長年使ったホイールだとアルミニップルが腐食していて、振れ取りをする時になめ易くなっていたり、スポークに噛り付いてしまっていることがよくあります。
先日、調整しようとした初代RACING ZEROのニップルも腐食のせいで表面が脆くなって、専用工具でも絞めことも緩めることもできなくなったので、あの手この手を使い何とか交換しました。外したニップルは、元の六角形の形を留めずボロボロでした。
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このようなことがあるので、アルミニップルが使われているホイールを調整する場合は、精度の高いニップルレンチを使うのがベターです。ただ、現在の完組ホイールは、スポークテンションが非常に高いので、新品のホイールといえども、精度の高いニップルレンチでもなめてしまうことがあるため、調整する時は注意が必要です。完組ホイールの場合、専用のニップルレンチが付属していることが多いですが、自分でやらずプロショップで調整してもらうのが確実ですね。

おまけ
無事調整を終えたレーシングゼロにタイヤを嵌めている時に、気付いたチューブの違和感。
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バルブコアに何かが足りませんね(^^;)

by SG_Meccanico | 2013-05-22 11:30 | メンテナンス | Comments(0)

前輪にはフレッシュなタイヤを

そろそろタイヤを交換しないとなぁと思いながら、何やかんで4000㎞ぐらい使ってしまい、後輪がそろそろ限界だったので、新しいものに交換しました。非常に具合が良かったので、新しいタイヤもGP4000Sにしました(^_^)
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自転車は、フロントタイヤのグリップが非常に大事なので、前輪には常に状態の良いタイヤを付けています。自分流のやり方は、新品タイヤの購入は1本で、
前輪:新品タイヤ
後輪:前輪で使っていたタイヤ
という、玉突きでタイヤを換えています。ただ、このやり方だと、タイヤの銘柄を変える時に、まだ使えるタイヤが1本残ってしまうのが欠点ではあるのですが、それは予備タイヤとしてとっておくようにしています。場合によっては、前後で違う銘柄を使うこともあります(笑)。
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よく見かけるフロントに減ったタイヤを持ってくる前後ローテーションは、あまりお勧めしません。あっ、でも、街乗り用で徹底的に使い倒すような場合は別です(笑)。

by SG_Meccanico | 2013-04-16 12:30 | メンテナンス | Comments(0)

ヘッドのガタは錆の元

雨の日は殆ど乗らないのに、ヘッドのベアリングがすぐ錆びるという方が時々います。そういう方の自転車に共通していることが一つあります。それはヘッドのガタを放置していることです。自転車自体は手入れされて綺麗なのに、ヘッドのベアリングだけ錆で真っ赤になってしまっていることも少なくありません。

ヘッドにガタがあるということは、ヘッドチューブ上面とヘッドカバー・ヘッドチューブ下面とフォークに隙間ができて水や汗が入り易い状態になっているということです。ヘッドパーツの上側は汗が落ちてきやすい箇所、下側は前輪が巻き上げた水が掛かり易い箇所なので、隙間があるとすぐにヘッドのベアリングが錆びてしまいます。

ヘッドパーツにガタがあるか確認する方法は、前ブレーキを掛けた状態で自転車を前後に動かしてみるとわかります。ヘッドにガタがあれば、自転車を前後に動かした時にフロントフォークがカクッとなります。下りのブレーキング時に振動しだしたり、曲がる時に変なブレを感じる場合も、ヘッドにガタがある可能性があります。

by SG_Meccanico | 2013-03-24 17:20 | メンテナンス | Comments(0)