カテゴリ:自転車のマメ知識( 63 )

フォークコラムをカットする前によーく考えましょう。

クイルタイプのステムを使う場合には、あまり気にしなくて良いフォークコラムのカットですが、現在主流のアヘッドタイプでは、コラムをカットする前によーく熟考することをお勧めします。バイクもしくは乗り手が、まだ走り込んでいるとはいえない状態で、さっさと余分なコラムをカットするのは非常にリスクが大きく、「やっぱりもう少しハンドルを高くしたい」となった時に、コラム長が足りないために高くできないという事態に陥ります。実際にこれが問題となって、ハンドルポジションが出せない人をちょくちょく見かけます。
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それなりに乗り込んで「これで良いかな?」と思っても、ステムの上に5~10㎜スペーサーを入れるぐらいコラムを残しておくと、多少のハンドルポジション変更なら対応できます。お勧めは、5㎜+2~3㎜の2枚のスペーサーを入れて7~8㎜を残すのが細かいハンドル高の変更ができてお勧めです。余分なコラムは無い方がスッキリ見えて良いですが、快適に乗れてこその自転車でもあるので、コラムをカットする前にはよーく熟考しましょう。
あと、これは余談ですが、中古でフレームを売りに出す時は、コラム長に余裕があるフレームの方が少し売れ易くなります。とはいっても、欲しい人が表れるかが一番大事ではありますが(^^;)

by SG_Meccanico | 2017-03-11 06:30 | 自転車のマメ知識 | Comments(0)

タイヤのエアチェックを毎回していますか?

タイヤの空気の補充や空気圧の確認は、どのぐらいの頻度でしていますか?
自分の場合、街乗りバイクは5~7日に1回ですが、練習やサイクリングなどのジャージを着て走る時は、出発する前に必ず空気の補充と空気圧の確認をしています。2日連続で走る時でも、省くことはありません。
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毎回行う理由は、「常に最適な空気圧で走りたい」「パンクなどのタイヤ・チューブに関するトラブルが無いかの確認」の2つです。
特に重要なのが2つ目の「パンクなどのタイヤ・チューブに関するトラブルが無いかの確認」で、前回から不自然な空気の減りがないかを毎回確認することで、見つけ難いスローパンクの早期発見が可能になります。スローパンクというのは、チューブを水に浸しても穴が開いている箇所を特定し難かったり、バルブの劣化や不良が原因で気付き難いトラブルの1つです。それに、出先でチューブ交換やパンク修理をするのは、誰でも嫌なものですよね(>_<)

1分もあればできることなので、出発前のタイヤのエアチェックをお勧めします。

by SG_Meccanico | 2017-02-21 20:30 | 自転車のマメ知識 | Comments(0)

パンクした時のチェック法と対処

パンクした時に、原因がタイヤなのかリムなのかリムテープなのか、どこをチェックしたら良いの?という人は意外と多いのではないかと思います。パンクの原因を探るには、まずチューブの外側・側面・内側のどこに穴が開いているかをチェックしましょう。
穴が開いている位置の確認の仕方は、前の記事を参照してください。
チューブの外側に穴が開いている場合は、タイヤに異物が刺さったかタイヤ自体の問題が原因である可能性が大です。穴が開いている箇所の周辺に異物が刺さったままになっていないか、タイヤのケーシング(内側)が裂けていないかを確認しましょう。異物が刺さっていれば取り除くだけでOKですが、ケーシングが裂けていた場合はタイヤの内側から裂け目をタイヤブートなどで覆わないと、チューブが裂け目に入り込んでまたパンクする可能性が高くなってしまいます。タイヤブートが無い場合は、千円札などのお札でも代用できます。ちなみに、お札の値段で効果が変わることはありません(笑)。
またタイヤの使い過ぎでコンパウンドが完全に無くなっているということもあるので(^^;)、この場合もタイヤブートなどで応急処置をして、空気を入れる際は空気圧を低め(5気圧以下)にしてください。

チューブの側面に穴が開いている場合は、タイヤ・リムどちらにも原因の可能性があり一番面倒です。
リム打ちパンクもチューブ側面に穴が開くことが多く、穴の周辺に白く筋のようなものができるのが特徴で、少し感覚を開けて2箇所に穴が開いていたり、反対側の側面にも穴が開いている場合もあります。
またタイヤサイドの裂けが原因の場合も多いです。この場合は、タイヤの内側から裂け目をタイヤブートなどで覆い、空気を入れる際は5気圧以下に抑えないとタイヤがバーストする恐れがあります。予備のタイヤがある場合は、タイヤ交換をしましょう。サイドが裂けたタイヤはバーストする危険性が高く、出先で応急処置をして走り切る場合を除いて、すぐに使用するを止めて正常なタイヤと交換してください。
リム側に考えられる原因としては、ウォール(側面)にバリが出ていることがあります。この場合は、リムのバリを取り除けば大丈夫です。パンク修理用に紙やすりを持っている場合は、それで軽くならしてあげるとより安心できます。

チューブの内側に穴が開いている場合は、リムとリムテープが原因の可能性大です。まず、この場合で多いのが、リムテープのズレもしくは劣化によるパンクです。リムテープにズレがある場合は、他の箇所もずれている可能性があるので、ニップル穴がちゃんとリムテープで覆われているかリムを1周確認しましょう。
リムテープが劣化して裂けている場合は、ビニールテープなどのテープ類があれば、それで裂けている箇所を補習し、テープ類が無い時はリムテープが裂けている箇所のチューブをお札で防護することで応急処置できます。劣化したリムテープは、早急に新しいリムテープと交換してください。リムテープのズレも劣化による伸びが原因である可能性が高いので、早めに新しいリムテープに交換しましょう。
リムが原因の場合は、ニップル穴やバルブ穴の処理が悪く、バリが出ている可能性があります。稀にニップル穴のバリがリムテープを貫いてチューブに刺さってしまっていることがあります。バリを取り除き、紙やすりなどでならしてあげましょう。

ざっと代表的な例のチェック法と対処を挙げましたが、意外なことが原因でパンクすることもあります。ただ、これらを知っておくことで、8割ぐらいはパンクの原因究明と対処ができると思います。

by SG_Meccanico | 2016-10-29 06:30 | 自転車のマメ知識 | Comments(0)

パンク時のチューブ交換、バルブを引っこ抜くのはちょっと待って

サイクリングなどでパンクした時のチューブ交換を見ていると、「あっ、ちょっと待って」と思うことがあります。パンクしたチューブをさっさと外してしまおうとする人が多いですが、タイヤ内からチューブを取り出したら、バルブはリムから引っこ抜かないでそのまま空気を入れて、どこがパンクしているのかを確認しましょう。パンクしている箇所が分かったら、その箇所のタイヤやリムに異常がないか確認してください。
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バルブをリムから引っこ抜いて空気を入れると、どっち向きに入ってたっけ?となって、タイヤとリムの異常がないかの確認が2度手間になってしまうことがあります。ちょっとしたことですが、無駄な手間を省くことができ、楽しくないパンク時のチューブ交換を短縮することができます。

by SG_Meccanico | 2016-10-25 20:00 | 自転車のマメ知識 | Comments(0)

秋の難しいウエア選び

10月に入ってから一気に涼しくなって、朝は肌寒く昼は暖かいというウエア選びに悩む季節になりました。日中でも平地は暖かいけど山は肌寒いなんてことも多々あります。
そんな季節にお勧めなのが、胴の冷えを防ぐことができるベストと半袖のジオラインです。胴の冷えを防ぐだけで、寒さの感じ方が大分マシになります。ジオラインは冬用インナーのイメージが強いかもしれませんが、しっかり汗を吸い出してくれるので、20℃ちょっとぐらいまで十分使えるので、1枚持っておくと重宝すると思います。ベストは暖かくなってきたら、ツールボトルやポケット・背中側のジャージ内(第4のポケット)に入れることができて邪魔にならないのが魅力的です。
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普段インナーを着用しない人は、夏用のインナーを着るだけでも、より汗を吸い出して体をドライに保ってくれることで、体の冷えを防いでくれます。ジャージだけ着るのと、ジャージ+インナーを着るのとでは、体をドライに保ち易いことと、空気の層が1つ増やせることもあり、暖かさが違ってきます。

寒暖の差が大きいと体調を崩す原因にもなり易いので、きちんと対策してサイクリングを楽しんでください(^_^)

by SG_Meccanico | 2016-10-15 10:00 | 自転車のマメ知識 | Comments(0)

首を振って周りの状況を把握

1人でのサイクリング~集団でのレースに関わらず、しっかり前を見て走ることが一番重要ですが、それと合わせて首を振って周りの状況をきちんと把握することも重要なことです。

レースでは、周りの選手の挙動や状態を把握することは、トラブルを回避しつつ、色々な思惑がある中を上手く走り切るためにとても大事なことです。周りを見ずに走ると、脚がある人は周りにいいように使われて、そうではない人は訳が分からずただレースに呑まれてしまうだけになってしまいます。最後の勝負に絡む脚がないとしても、周りの状況を把握して上手く立ち回れば、中盤~終盤に差し掛かるぐらいまで、それなりにレースを楽しんで走ることはできます(ヒルクライムレースは除く)。
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1人でサイクリングする場合でも、道の脇から車やバイク・歩行者が出てこないか、対向車が右折してこないかなどを気を付けなければいけません。車や歩行者が殆どいない山道でも、野生動物が道路やその脇にいることがあります。何か違和感や気配を感じたら、しっかり顔をそちらに向けて確認することは、できるだけトラブルを回避するためにとても大きな役割を果たしてくれます。

by SG_Meccanico | 2016-10-01 06:30 | 自転車のマメ知識 | Comments(0)

ロードバイクを洗車する際の注意点

雨の中を走った後など愛車の汚れた時に、洗車して綺麗にする方は多いと思います。ヘッドパーツ(上下共に)、シートピラーの挿し込み口、リアハブのフリーボディ側、他の箇所と比べて浸水し易いので、できるだけ水をかけないようにしましょう。特にヘッドパーツは、最も浸水しやすい箇所です。また、DURA ACEなどの防水性が高いハブでも、リアハブのフリーボディ側はどうしても密閉度合が他の箇所より低いので、ホイールを回しながらハブに水をかけるということはなるべく控えてください。
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プロチームの舞台裏などを映した映像で、メカニックがレース後に洗剤でバイクを洗っているシーンを見かけると思いますが、かなり酷い汚れでない限り洗剤を使わないようにしましょう。洗剤に含まれる界面活性剤は、表面張力を弱める効果があり、前の記事で触れた水抜き穴など僅かな隙間からでも浸水し易くなってしまいます。さらに、内部に浸水した洗剤を含んだ水は、グリスやオイルを流してしまい、パーツの錆び付きを起こしてしまうことがあります。稀に、よく手入れされたピカピカのバイクなのに、ヘッドパーツが錆び付いているのを見ますが、オーナーに「洗剤を使って洗車していませんか?」と聞くと、大体「はい」という返事が返ってきます。

プロチームのメカニックはいつも限られた時間内で多くの作業をしなくてはいけないため、できるだけ手間を省くために洗剤を使っています。毎レースごとに洗車と合わせてバイクのメンテもするので、グリスやオイルを洗い流しても、グリスアップやパーツの交換をしています。

汚れたバイクを綺麗にする際は、洗剤を使用しない水洗いで自転車本体を、チェーンやギヤなどの油汚れはチェーン洗い機や外してディグリーザーなどで汚れを落とすようにしましょう。水洗いをした後は、できるだけ早くバイクの水気を拭き取って乾かすことも重要です。
酷い汚れで洗剤を使う場合は、ヘッドパーツなどへのグリスアップも必ずするようにしてください。

by SG_Meccanico | 2016-07-12 23:25 | 自転車のマメ知識 | Comments(0)

水抜き穴から内部に浸水しないの?

フレームのハンガー周辺やシートステー・チェーンステー、ホイールのリム側面に小さな水抜き穴があります。「この水抜き穴から内部に浸水しないの?」と聞かれることがありますが、水の表面張力で直径1~3㎜程度の水抜き穴から内部に浸水することはほぼありません。
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ほぼ浸水はしないと書いた通り100%ではなく、気を付けなければいけない点があります。そのことについては、次の記事で洗車の注意点として書こうと思います。

by SG_Meccanico | 2016-07-02 14:20 | 自転車のマメ知識 | Comments(2)

あなたはきっちり固定したい派?ゆとりを持たせたい派?

バーテープ・サドル・グローブ・シューズ、これらのパーツやアクセサリを選んだり着用する時に、大きく分けて2パターンの人がいると思います。それは、きっちり固定したい派の人と、ゆとりを持たせたい派の人です。
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自分の場合は、バーテープとグローブはハンドルを握っても手を動かせるぐらいのゆとりが欲しく、サドルも前後に動けるものが好み、シューズは「漕いでる時に脱げない?」と聞かれるぐらいボアを締めず緩々など、全てにゆとりを持たせたい派です。全部がどちらか一方ということはなく、バーテープやグローブはしっかりグリップして、サドルは前後に動けるもの、シューズは適度に締めてと、各々の好みで色々な組み合わせがあると思います。
特に気にしないという人もいますが、どれでも好きに選べるのが羨ましいです。物に拘り過ぎて神経質になると、色々面倒があって大変かもしれないと、わりと神経質な自分は思うことがあります(^^;)

by SG_Meccanico | 2016-06-18 06:30 | 自転車のマメ知識 | Comments(0)

コンポの性能を左右するワイヤーの長さ決め

自分で自転車を組むという方、ワイヤーの長さに気を遣っていますか?コンポの性能を100%発揮するには、ワイヤーの長さを適正にしないといけません。長過ぎても短過ぎても、変速性能やブレーキのタッチに影響してしまいます。同じフレームに同じコンポでも、乗り手によってサイズやポジションが違うため、適正なワイヤーの長さが同じ自転車は1台もなく、1台1台合わせていく必要があり、ワイヤーの長さ決めというのは難しく大変な作業です。
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10速・11速が当たり前な現在のコンポを組む際は、シフトワイヤーの長さにかなり気を遣っています。特にチェーンステーとリアディレイラーの間は、カーブがきつくなるので、ちょっとした長さの違いでも、変速のフィーリングが変わってしまうことが多いです。そのため、ちょっとずつアウターの長さを調整し、場合によっては最初から切り直しをすることもあります。
ハンドル周りの取り回しは、ハンドリングに影響しないよう気を付けながら、シフト・ブレーキそれぞれのワイヤーの長さを決めなければいけません。

by SG_Meccanico | 2016-02-09 17:45 | 自転車のマメ知識 | Comments(0)