扁平スポークと丸スポーク、どっちの方が振れ取りし易い?

中級グレード以上の完組ホイールに多く採用されている扁平スポークと、手組ホイールや廉価な完組ホイールでよく見る丸スポークで、「どちらの方が振れ取りし易いの?」と稀に質問されます。

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この質問に対する答えは、『扁平スポーク』です。ある程度以上のスポークテンションが掛かると、ニップルを回す時にスポークが捻じれようとするのですが、扁平スポークだと回り止めを使えるので、スポークの捻じれを殆ど気にせずに振れ取りができます。また、回り止めがスポーク幅にピッタリ合わなくても、ニップルを回した時にどのぐらいスポークが捻じれたかを目で確認できるのも、扁平スポークの利点です。

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丸型スポークのホイールを振れ取りする時は、できるだけスポークが捻じれないように工夫しながら作業するのですが、ニップルを回した時にどれだけ捻じれたかを意識しないと正確な振れ取りができません。軟らかくて粘りがある丸型スポークは、ビックリするぐらい捻じれることもあるので、馴染み出しも念入りにやります。

リムの精度やスポークの硬さにも因るところもありますが、平均的に扁平スポークの方が振れ取り・センター出しの作業時間は短く済みます。

# by SG_Meccanico | 2017-12-16 16:00 | 自転車のマメ知識 | Comments(0)

前輪には状態が良いタイヤを使いましょう。

時々「自転車はタイヤのローテーションってやらないの?」と聞かれることがあるのですが、「安全マージンを稼ぐためにやらない方が良い」と答えます。
自転車(二輪車)は、スリップなどで前輪の挙動が乱れてしまうと、ほぼ立て直しが効かずに落車してしまうからです。一方、後輪の挙動の乱れは、立て直しが効く場合があります。なので、前輪には必ず減りの少ない状態が良いタイヤを使うようにします。

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「下りは飛ばさないから」と前輪に減りが多いタイヤを使っている人がいますが、安全マージンを大きく取るために、やはり減りが少ない状態が良いタイヤを使うことをお勧めします。下りを飛ばさない人(下りが苦手な人)は、コーナーリング中でも前ブレーキを掛けていることが多く見受けられ、ただでさえ前輪がスリップし易くなっているのに、そこに減りが多いタイヤを使うと、さらにスリップし易い状態になってしまいます。

できるだけ安全マージンを大きく取るために、原則として前輪には減りの少ない状態が良いタイヤを使いましょう。安全マージンをできるだけ大きく、リスクをできるだけ少なくが、安全で快適な自転車生活を送るための基本です。

# by SG_Meccanico | 2017-11-25 15:00 | 自転車のマメ知識 | Comments(0)

2.5㎜の違い

この5年ほど172.5㎜のクランクを使っていたのですが、ひょっとしたら回し切れていない?と感じ、8月にクランク長を170㎜に戻しました。

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通常の巡航時では長さの違いを感じることはないのですが、高い負荷が掛かる場面や疲れが出てきた時に、172.5㎜ではペダリングのロスが多くなっているかもと感じていたのが、170㎜ではスムーズに回すことができ、ペースの落ち幅が少しだけ緩くなっているように感じます。まだ3ヶ月ですが、今のところは170㎜に戻して良かったと思っています(^_^)

短い方のクランクが良いという訳ではなく、各々の脚の長さや身体の稼動域のキャパシティの大きさによって適正な長さが決まるものなのだと、クランク長選びの難しさを改めて感じました。ある程度使い続けてみないと分からないのも、難しさの要因の1つだと思います。
自分の場合、脚の長さ(股下82㎝)だけをみると172.5㎜が適正かなと思いますが、身体の可動域のキャパシティが小さいのか(^^;)、170㎜の方が合っているようです。

# by SG_Meccanico | 2017-11-07 17:00 | My Bike | Comments(0)

2年ぶりにレースに参加してきました。

昨年の1月に膝を故障して、しばらくレースから離れていましたが、先日2年ぶりにレースに参加してきました。復帰レースに選んだのは、HSR九州サイクルロードレースで、最後に走ったレースもHSRでのチーム戦でした。

台風が接近中で天気が心配されましたが、レース開始前には虹が現れて回復してくれました(^_^)

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ビギナークラスにエントリーし、目標は予選を通過してエキスパート決勝で最後まで走り切ることでした。
予選は3周(6.9㎞)と短距離の一発勝負なので、1つでもミスすると終わってしまうため、無理してでも前方で展開しようと、5番手以内を確保するように走りました。強い横風が吹く中での予選だったので、2周目には集団がバラバラになっていましたが、前方にいたおかげで命拾いし、3周目は決勝に向けて脚を使い過ぎないように流して走ることができました。

無事に進出できたエキスパート決勝15周(34.5㎞)は、最後まで千切れずに走り切ることを目標としていたので、集団内を淡々と走るようにしました。チームメイトやよく知る仲間が積極的に動いているのを、後方から羨ましく思いながら我慢する展開でしたが、5周目を過ぎたぐらいからペースに慣れてきて、少し余裕を持ってインターバルがかかり難い良い位置取りをできるようになりました。
終盤は何もせずに終わるのもなんだなぁと思ったので、最終周に駄目元でアタックしてみることに。ラスト3周からアタックするための位置取りをしていき、コーナーを周って向かい風から追い風に変わるところで思い切りアタック! 集団と間が開きいけるかもと思ったところで脚が攣り、一瞬夢を見ただけで終わりました(笑)。結局、集団最後方でのゴールとなりましたが、一応目標を達成し、久しぶりのレースを楽しむことができました(^_^)

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本格復帰に向けて、来年のためのモチベーションアップとして今回のレースに参加したのは大正解でした。まだ調子は60%といったところですが、自転車に乗るベースはできてきたので、来シーズンに向けて身体を作っていきたいなと思います(^_^)

# by SG_Meccanico | 2017-10-31 20:30 | サイクルイベント | Comments(0)

ちょっとしたひと手間で作業を楽に

タイヤ交換やパンク修理でタイヤを外す際、空気を抜いた後にぜひやって欲しいひと手間があります。
WOタイヤ(チューブレスも含む)は、タイヤのビードがリムのウォールに引っ掛かることでタイヤを保持する構造です。タイヤは空気圧で常に押し付けられており、空気を完全に抜いてもリムのウォールにタイヤのビードが引っ掛かったままになることがあるため、空気を抜いたらタイヤサイドを手で押してウォールからビードを落としてあげましょう。

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ちょっとしたひと手間ですが、これをやるだけでタイヤレバーを挿し込み易くなり、タイヤレバーを反してタイヤを外すのも楽になります。チューブレスタイヤは、ウォールとビードがより密着するようになっているので、このひと手間をやらないとタイヤレバーを挿し込むことすら難しくなってしまいます。
作業を楽にするためのひと手間を面倒臭がらずにやりましょう(^_^)

# by SG_Meccanico | 2017-10-14 06:30 | メンテナンス | Comments(0)