カーボンコラムとプレッシャープラグの点検
多くのカーボンコラムのフロントフォークで、コラム内にプレッシャープラグを入れるようになっています。このプレッシャープラグは、ヘッドパーツの玉押し調整と、ステムの締め付けからカーボンコラムを守る2つの役割を担っています。プレッシャープラグが緩むと、ヘッドにガタが出るだけでなく、位置がずれてカーボンコラムにクラック(ひび割れ)などのダメージを受けてしまう可能性があります。
ステムやコラムスペーサーを外して、カーボンコラムに異常がないかと、プレッシャープラグに緩みがないかの2つを時々点検しましょう。もし、カーボンコラムにクラックができてしまうと、破断する危険性が非常に高いので、そのフロントフォークはもう使用できません。点検などで気付けば、トラブルを未然に防げますが、最悪の場合走行中に破断して落車してしまうことになるので、点検せずに放ったらかしにするのは厳禁です。