カンパニョーロ(フルクラム)のホイール思想

カンパニョーロ(フルクラム)のホイールは、どのモデルも他メーカーの同じようなモデルと比べると、リム重量が少し重めになっています。具体的な実測値を挙げると、BORA(~2014モデルTUリア)が400g、RACING ZERO(WOリア)が430~440g、RACING1(TUリア)が455gあります。そのため、どのメーカーよりもリムが強く、それが剛性感のあるカンパのホイールの乗り味を生み出しています。
d0264476_11193077.jpg

あえて重めのリム重量にすることにより、リム剛性を高くでき、リムを高精度に保ち易くなります。
走り出しや上りは、リムが軽い方が軽快になりますが、そこを高いリム剛性で補い、中~高速域での加速は、軽いリムよりも反応が良く感じます。また、重めのリム重量による惰性で楽に巡航できます。自転車に乗っている間の殆どを巡航が占めるので、楽に巡航できるというのは、体力の消耗を抑えることができ、とても大事な要素だと思います。
重めのリム重量≒リムの肉厚が厚めということで、肉厚が薄いリムよりも、リムの精度を高く保ち易くなります。特にアルミリムでは、リムの精度への影響が顕著で、肉厚が薄いリムはアタリ・ハズレの差が出易いです。カンパのホイールにもリム精度が悪いハズレがありますが、他メーカーよりもアタリの確率が高く、ハズレの確率が低い傾向にあります。

カンパニョーロ(フルクラム)のホイールは、重めのリム重量により、高いリム剛性で加速や上りでの反応を良く、惰性で楽に巡航でき、さらにリムを高精度に保つというホイール思想があります。

by SG_Meccanico | 2016-02-23 12:00 | メカニコ的ホイール論 | Comments(0)