リムでホイール性能は決まる

せっかくホイールに関する記事を続けてアップしてきたので、自分が実際に集めたデータと使用経験を基に、SG_Meccanico的ホイール論を紹介します。あくまで個人的見解なので、ふ~んという程度に読んでください(笑)。

ノーマルハイトのアルミホイール(リムハイトが25㎜前後の物)の性能は、リムの重量と精度で半分以上(60~70%)が決まります。意外と思われるかもしれませんが、リム重量は430g~480gがバランスが良く、上り・平坦に関係なくオールマイティに使えます。430gより軽いと登坂性能に特化したヒルクライム向け、480gより重いと平坦に特化した高速巡航向けのホイールになります。カタログでは、ホイール全体の重量しか記載されていませんが、これは見かけの重量でホイール性能には大きく影響しません。そのホイールの性格を知るには、一般には公表されていないリム重量が重要な要素になります。メジャーなメーカー同士でよく比べられる全体の重量が殆ど同じホイールでも、実は全くジャンルの違うものが実際にあります。
リムの精度は、スポークテンションを均一化させ、ホイールの剛性に影響します。リム自体の強さも重要ですが、スポークテンションを均一化できない精度の悪いリムは、ホイール全体の剛性を上げられません。
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ハブの回転がホイール性能に影響するのは、せいぜい10%程度です。よく空回しでの回転の軽さでどうのこうの言っているのを聞きますが、これは実際のハブの回転の滑らかさとは別物です。ハブの回転で重要なのは、負荷(体重など)が掛かった状態での回転の滑らかさです。
あとはスポークの材質や組み方の方が、ハブの回転よりも影響が大きいです。ステンレス・アルミ・カーボンとスポークの材質によって、ホイールの性格に大きく違いが出る印象があります。

これらの個人的理論は、あくまでノーマルハイトのアルミホイールについてです。ディープリムのカーボンホイール(アルミとのハイブリットも含む)は、エアロ効果やリムの重心も大きく影響するので、この理論は当て嵌まりません。カーボンホイールについても、もっと研究したいですが、何せ高価なので、アレコレ試すのはなかなか難しいですね(^^;) こちらについても少しずつデータを積み重ねていこうと思います。

by SG_Meccanico | 2013-07-24 11:30 | メカニコ的ホイール論 | Comments(0)