1-3 基準となるのは、ブラケットを握る時
楽に走れていないように見える人は、このポジションを取った時に、上体にゆとりがなく窮屈そうだったり、ブラケットまでの距離が遠くて上体が伸びた無理をした姿勢であることが多いです。初心者の場合は前者、中級車からは後者が多いように見受けられます。後者の場合、サドルからブラケットまでの距離が遠い(ステム長やハンドルリーチが長い)のもありますが、サドルとブラケットの落差が大き過ぎることの方が多いように思います。
このサドルとブラケットの落差は、腰まわり(特に骨盤まわり)の柔軟性が大きく左右します。腰まわりの柔軟性を確認するには、前屈をして、胴体と脚の距離をどれだけ近づけられるかでチェックできます。地面に手が付くかは、関係ないので注意してください。
自分の場合は、体が硬めなので、胴体と脚に少し距離がありますね(^^;) 胴体と脚の距離が近い人ほどハンドルが低くて深めの姿勢を取れますが、遠い人はハンドルが高くて浅めの姿勢にした方がベターだと思います。肩周りや体幹の筋力にも多少左右されますが、サドルとブラケットの落差を決めるのには、腰まわりの柔軟性が一番大きく影響するので、ぜひ鏡の前で前屈をしてチェックしてみてください。