試乗する時は疲れた脚で
試乗をする時には、疲れた脚で乗るようにしています。その理由は、疲れていないフレッシュな状態だと、試乗車の特性や自分に合っているかどうかもわからないからです。いつも乗っているのとは違う自転車に乗ると、乗り味の違いが新鮮で、どれも良い自転車に感じてしまいます。
でも、疲れた状態で乗ると、試乗車の剛性や挙動の癖などが分かり易くなり、自分が乗っている自転車との比較もし易くなります。そうすると、この試乗車は自分には硬過ぎるとか、試乗車の方が今乗っている自転車より自分に合っているなという判断ができるようになります。
自転車の操作感に関しても同じで、フレッシュな状態では、ある程度癖があっても体が勝手にアジャストして対応し気になりませんが、疲れた状態だとその乗り手にはクイック過ぎる自転車は、その挙動に体が対応できなくなります。
自分に合わない自転車は、疲れた状態で乗ると、全然走ってくれません。スピードの乗りが悪かったり、いつもの巡航速度を保てなかったりします。フレームが硬い場合は、踏んだ時にフレームからの跳ね返りをハッキリと感じることができます。
逆に合っている自転車は、疲れているのだけど、フレッシュな時とあまり変わらない走りをしてくれます。今乗っている自転車よりも走ってくれると、これはより自分に合っている自転車だと判断して良いでしょう。
いつも走っているコースもしくは同じぐらいの距離・時間を走って、疲れた状態にして試乗するのがベストです。試乗して買うような自転車は、高価な物が多いでしょうから、購入した後に失敗したと後悔しないためにも、ぜひこの方法で試してみてください(^_^)