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Sports Cycleメンテナンス SG_Meccanico

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サイクリングや練習などのライド前に、愛車の点検はどの程度していますか? タイヤのエア補充と空気圧の確認をする方は多いと思いますが、それと合わせてタイヤの状態をチェックすることも推奨しています😊
推奨!ライド前のタイヤチェック_d0264476_16072333.jpg
タイヤに異物が刺さっていないかのチェックや、小傷の状態を見て安全に使える状態なのかを確認しましょう!下の写真のようなタイヤサイドのカットが見つかった場合は、いつタイヤがバーストしてもおかしくないので😖、即使用を停止して、スペアタイヤや新品のタイヤに交換してください。
推奨!ライド前のタイヤチェック_d0264476_16104743.jpg
また使用されいるコンパウンドが軟らかいタイヤで時々見られるのが、寒い時期のタイヤのひび割れで、タイヤ表面が若干ひび割れている程度ならまだ大丈夫ですが、摩耗したタイヤの場合、トレッドの下のケーシングが見えてしまっていることがあります。ケーシングが見えてしまった状態になってしまうと、グリップ不足になったり、異物によるパンクが起きやすくなってしまうので、これも使用を停止してタイヤ交換を行いましょう!
推奨!ライド前のタイヤチェック_d0264476_16164266.jpg
前後のタイヤをチェックしても1分程度ですので、ライド中のタイヤトラブルを減らすために、ライド前のタイヤチェックをしましょう😄

# by SG_Meccanico | 2024-02-29 17:00 | メンテナンス
ブレーキをかけた時の制動音が大きい、もしくはいつもと違う音がする場合は、リムブレーキならブレーキシュー、ディスクブレーキならブレーキパッドに異物が噛んでいる可能性大です。異物を噛んだままの状態で使用を継続すると、リムのブレーキ面やディスクローターの消耗が早くなってしまうので、早めにブレーキシューやブレーキパッドから異物を除去しましょう!
ブレーキシューやブレーキパッドの異物は早く除去しましょう!_d0264476_20055665.jpg
ブレーキシューやブレーキパッドの制動面の荒れが酷い場合は、また異物を噛む可能性が高かったり、リムのブレーキ面やディスクローターへの攻撃性が高くなることがあるので、その場合は新品のスペアパーツへの交換を推奨します。
ブレーキシューやブレーキパッドの異物は早く除去しましょう!_d0264476_20151768.jpg
ブレーキシューやブレーキパッドに汚れや異物がないかの確認を定期的に行って、安全で快適な制動力を維持しましょう😊

# by SG_Meccanico | 2024-01-29 20:00 | トラブルシューティング
2023年も残り2日となりましたが、走り納めは済まされたでしょうか?😊

次の年に気持ちを向けて、走り初めに初日の出ライドをお勧めします😄 帰省された故郷で日の出が見える場所までひとっ走りしたり、元日から仲間たちと集まって初日の出サイクリングだったりと、新年の乗り出しにピッタリです♪
走り始めにお勧め!初日の出ライド_d0264476_15221799.jpg
日の出前後の時間帯は、一番冷え込むタイミングでもあるので、暖かい恰好で行きましょう😊

では、良いお年を♪

# by SG_Meccanico | 2023-12-30 15:00
「最近バイクが安定しないような感じがして…」とか「ハンドリングがクイックになったように感じる…」と言われた時には、下記の箇所を点検します。
①ヘッドパーツにガタがないか
②ハブにガタがないか
③ハンドルやブラケットの固定に緩みがないか
④タイヤがスローパンクしてないか

①と②が原因の場合が同率1位な印象で、大体どちらかのことが多いです。③の場合は”ギシッ”とか”カチッ”といった異音で気付くことが多く、④の場合は乗っている方が割と早くに気付かれることが多いと思います。
安定感がない、ハンドリングがクイックになったと感じたら…_d0264476_15170952.jpg
①については、ヘッドパーツの玉押しの調整が緩んでいるのが原因です。単純に玉押し調整が緩んでいる場合と、フォークコラムに中に入っているプレッシャープラグが緩んできちんと玉押しできない状態になっている場合があります。日常のメンテナンスでは見ない箇所なせいか、プレッシャープラグが緩んでいることの方が結構多い印象があります。
安定感がない、ハンドリングがクイックになったと感じたら…_d0264476_15213072.jpg
④について、ハブのベアリングは他の回転箇所より高回転で負荷を受けて回っており、虫食いがない正常な状態でも徐々に摩耗していき、ある程度使用するとガタが生まれます。この“ある程度”は使用環境などで個人差がありますが、約5000㎞ぐらいを目安にしてもらえると良いと思います。
安定感がない、ハンドリングがクイックになったと感じたら…_d0264476_15302657.jpg
ハブにガタがある状態で乗っていると、曲がる時に”カクッ”とクイックにバイクが倒れ込むように感じられます。
安定感がない、ハンドリングがクイックになったと感じたら…_d0264476_15324579.jpg
ハブの玉押し調整は、緩くてもきつくても良くなく繊細で、加減を間違うと最悪な場合はベアリングがダメージを負ってしまうため、できるだけプロに調整を依頼することをお勧めします。

# by SG_Meccanico | 2023-11-28 15:00
走行フィーリングが非常に気に入って使っている『ミシュラン:POWER CUP』の使用距離が3000㎞ほどになってきたところで、リアタイヤに変化が見られるようになりました。
3000㎞走行したミシュラン:POWER CUPのリアタイヤに変化が_d0264476_20145381.jpg
フロントタイヤはほぼ小傷もなく綺麗な状態で、リアタイヤは使用には問題ない程度の小さな傷がポツポツとつく状況でしたが、使用距離が3000㎞に近付いてきたところで、リアタイヤにケーシング(繊維のコード)が見えるような傷が目に付くようになりました。
3000㎞走行したミシュラン:POWER CUPのリアタイヤに変化が_d0264476_20171721.jpg
使用距離が2800㎞辺りを超えたところから、上の写真のようなカーカスが裂けるもしくは僅かに欠けてケーシングが見える傷が、走る度にリアタイヤにつくような状態になりました。どの傷の箇所もケーシングが切れてタイヤの構造が壊れるようなことはなく、一応使用可能な状態ではありますが、下りを楽しんだりするのは無理かな?という感じです😓 『POWER CUP』のケーシングは3層構造で、見えているケーシングは一番外側のもので、さらに3層のケーシングの下にも耐パンクベルトがあり、そう簡単にはバーストやパンクをし難い構造になっており、実際タイヤを外して内側を確認すると、耐パンクベルトを貫通している傷は1つもありませんでした。

ただ、小さな傷とはいえ、カーカスが欠けるような箇所もあったので、『POWER CUP』の交換時期はリアタイヤで約3000㎞という結論に至りました(※使用環境により若干の差はあります)。ちなみに、リアタイヤの減り具合はこんな感じです👇
3000㎞走行したミシュラン:POWER CUPのリアタイヤに変化が_d0264476_20274540.jpg
実際に見た印象は、写真よりも平らになっているように感じられます。

『ミシュラン:POWER CUP 700×25C(CL)』の一応の個人的な使用目安として、レースで使うならリアタイヤで約2500㎞、普段使いならリアタイヤで約3000㎞といったところです。ちなみに、フロントタイヤは使用距離3000㎞でも小傷すらほぼ見られず綺麗な状態でした👍 どのタイヤでもリアタイヤの方が傷がつきやすいですが、フロントタイヤとリアタイヤでここまで傷のつき方が違うタイヤは初めてでした。

普段使いでリアタイヤの使用距離が3000㎞は、レース用タイヤとして十分なので、これまでフロントで使っていたタイヤをリアタイヤに、フロントタイヤを新品にして、走行フィーリングが気に入っている『POWER CUP』の使用を継続です😄

# by SG_Meccanico | 2023-10-19 21:00 | 製品インプレ

老舗スポーツサイクル専門店で修業後、福岡市早良区の自宅ガレージを拠点に、ロードバイクの点検・整備・パーツ組み替え等の依頼を、預かりにて承っています。お問い合わせはこちらへ。sg.meccanico@gmail.com


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